商店街からのご挨拶

ご挨拶

原町は仙台市に編入された明治大正期に『宮城郡役所』が立地し、この地域の中心街としての地位を保ってきた伝統ある町です。
宮城野原の原野に臨む土地柄から命名されたと言われ、藩政期は石巻街道から仙台城下へ入る手前の関門として形成された宿場町でした。
国道45号線に並行してつづく原町商店街は、その歴史を継承し生まれたと云われております。

個人の食料品店（米屋・八百屋・肉屋・魚屋・酒屋・菓子屋など）、理美容院・病院・電器店・菓子店・呉服店、鍛冶屋などが軒並び、また駄菓子屋では、連日のように子供たちの笑顔に包まれ、活気溢れる商店街として歩んでまいりました。
現在はマンションやアパート、駐車場が増え、少しずつ町の景色も変わってきましたが、積み重ねられてきた永い歴史を次代に繋げられるよう、多くの人々が現在もなお歩みつづけています。

毎年春には『原町春まつりパレード』が開催され、神輿の担ぎ手、パレードに参加する児童とご家族で大盛況。夏には各商店、子供会等が参加し七夕の竹飾りが商店街を鮮やかにいろどります。
いずれのイベントも親睦会員だけではできず、近隣町内会や会に賛同する準会員（ボランティア）の方々にご協力いただき、感謝申し上げる次第です。
しかし、少子高齢化がますます進み、会を辞めざるを得ない方が増え、今後の継続も困難になると予想されているのが現状です。
隣接する東部商工会と連携強化のもと、様々なイベントなどにつきましても継続していきたいと思っております。

かつて要衝であったことを今に伝える『道標石』や『子年の千手観音』などの歴史を感じることができるスポットや、人気のラーメン店が在る古き良き商店街です。
ぜひ足をお運びいただき、原町の良さを散策して知っていただければと思います。

今後とも、地域の皆様のご愛顧をお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。